業務用脱毛機器は、安易に購入できるほど安いものではありません。
そのため、少しでも初期費用を安く抑えたいという人ももちろんいますよね。
実際に、市場には数多くの中古の業務用脱毛機が存在しますが、全ての中古品が良質なものであるとは限りません。
初期費用を抑えるという点では、中古の業務用脱毛機の購入も悪くはありませんが、メリットもあれば、いくつかのデメリットもあるので、把握しておくことが大切です。
今回は、中古の業務用脱毛機を購入する際の注意点のほか、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
中古の業務用脱毛機のメリット
初期費用を抑えられる
中古の業務用脱毛機を購入する最大のメリットは、初期費用を抑えられるという点です。
ただし、中古で初期費用が抑えられるからといって、どんな脱毛機でも良いわけではありません。
どこのメーカーが、どんな機能のどんな機器を取り扱っているのかの事前リサーチは怠らないようにしましょう。
市場では、より高額の業務用脱毛機だと約400万円〜500万円するものもあります。
中古だと、安くてその5割以下〜9割ほどで手に入れることができます。
すぐにビジネスを始められる
初期費用を安く抑えられる分、中古の業務用脱毛機を購入したら、開業の敷居も低くなり、未経験の人でも開業への決意が固めやすいこともメリットの1つと言えます。
一方、新品の場合は、メーカーへの問い合わせや見積もりなどが必要となり、契約を交わすまでに時間がかかります。
中古の場合は在庫があれば、価格次第で購入時の手続きのみですぐに手元に機器が届きます。
さらに、中古は他人が使用した後のものであるため、本体の傷や汚れが気になるという方でも、サブビジネスや2台目以降の導入とする場合は、敷居が低くなりますよね。
複数所有によって回転率アップ
新品の業務用脱毛機を複数台所有することは容易ではありませんが、中古の場合、新品相当の費用が用意できる場合は、中古で複数台購入することが可能です。
信頼できるメーカーとわかっていて、費用を出来るだけ抑えたい方は、中古の業務用脱毛機を複数所有するのは賢い手段です。
新品だからと言って故障の心配をする必要がないわけでもないため、中古で故障した場合にどうするのか事前にメーカーなどと相談しておくのが最善の方法です。
複数の脱毛機器を導入することができれば、施術可能人数も増えるため、脱毛サロンの予約枠も増やすことができ、回転率アップ・売上アップを狙うことが可能です。
中古の業務用脱毛機のデメリット
中古の業務用脱毛機は、初期費用を抑えられるというメリットがあるものの、デメリットも伴います。
あらゆるデメリットを踏まえた上で、購入を検討することをおすすめします。
保証期間切れの可能性あり
業務用脱毛機も、使用すればするほど、家電と同じで故障することもあります。
また、ランプなどの消耗品が付いて初めて使用することができる高級機なので、消耗品のランニングコストもしっかりと考える必要があります。
通常、保証期間で故障してしまった場合は、無償で修理・部品交換などの対応してもらうことが可能となります。
ただし、中古の業務用脱毛機の場合は、保証期間が切れ、万が一、故障となってしまった場合は、修理費用は全額オーナー負担となることも少なくありません。
中古の業務用脱毛機を購入する際は、保証期間内かどうかを事前にチェックするようにしましょう。
消耗品が廃盤の可能性あり
機器本体が、すでに廃盤・生産終了となっているものの場合、中古として安価で売り出されるのはよくあることですが、その後必要となるランプなどの消耗品も生産が終了している可能性があります。
ランプは、購入時はついてくることがほとんどですが、照射回数に限りがある消耗品なので、指定の回数照射を行った後は、交換しなければなりません。
中古で安く手に入れたものの、消耗品が廃盤となってしまった場合、結果的に使い続けることができないということもありますので、事前にチェックしておきましょう。
メンテナンス費用が高額になることも
業務用脱毛機は、人の肌に触れるもので、火傷やケガなどのトラブルを起こさないためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。
中古で初期費用を安く抑えられたとしても、前述した通り、保証期間外となってしまう場合は、その後、メンテナンスが必要となった場合に、別途見積もり後に、別途請求され、その費用が高額となることも可能性としてあります。
さらに、万が一、中古の業務用脱毛機で火傷や肌トラブルのトラブルが起こった際は、店舗を経営するオーナーに全ての責任を問われることもあります。
保証内の場合は、トラブルを起こしてしまった場合でも、メーカーの保険適用もある場合もあり、対処方法などをしっかりと教えてもらうことができます。
傷や汚れがある
中古品のデメリットとしては、自分が使う以前に他人が使用していたものであるため、当然小さい傷や汚れから大きい傷や汚れがあることもデメリットの1つとして挙げられます。
メーカーのサポートやフォローがない
基本的に、新品で業務用脱毛機器を購入・レンタルする場合、多くのメーカーの期限付き保証があり、その期限内の自然故障の際の修理費用やメンテナンスは実質無料で受けることができます。
ただし、中古の場合、メーカーの一切のサポートやフォローがないこともあり、万が一故障した場合の修理費用は全額負担となることが多くなります。
中古の業務用脱毛機を購入する際の注意点
初期費用が安く抑えられても、使用する期間のランニングコストが抑えられなければ、結果的に費用がかさんでしまうため、使用するランプの1ショットあたりの価格や、修理費用、性能などもきちんとチェックするようにしましょう。
中古の業務用脱毛機を購入する際の注意点・チェック項目
・製造年月日
・廃盤になっているかどうか
・1ショット価格
・修理費用
・保証付きかどうか
・故障履歴
・保証外の場合のメンテナンス費用
中古の業務用脱毛機はどこで買える?
中古の業務用脱毛機は、あらゆるサイトなどで販売されています。機械によっては、100万円以下で購入できるものもあり、いわゆる掘り出し物も見つけられるかもしれません。よく検討して購入するようにしましょう。
中古の脱毛機器の購入方法
・ 理容機器・美容機器の中古販売業者
・オークションサイト(ヤフオク・メルカリ・ジモティー等)
・知人から買い取る
中古の業務用脱毛機を購入する際に大事なこと
総じて、中古の業務用脱毛機を購入する際に大事なことは、初期費用が安いなど目先の費用だけにとらわれず、製品として十分に機能し、利益を出せる見込みがあるかどうかを見極めることです。
この点においては、中古に限ったことではありませんが、中古の業務用脱毛機器を購入する際にはあらゆる注意点がありますので、事前のリサーチや問い合わせ・把握を十分にしておく必要があります。
購入を検討している機器のメーカーに詳しくあること
取り扱っている機器のメーカーに詳しくあることは、その後のマシンのメンテナンスなどにも大きく影響してきます。
また、新品で購入した場合とは異なり、導入講習を受けることができないことが多いため、使い方や施術に関する知識を身につけておくことが必須となります。
軽い気持ちで購入して、万が一お客様にケガを負わせてしまっては元も子もないので、機器はもちろん、脱毛サロン経営のノウハウなどもしっかりと勉強しておくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、中古の業務用脱毛機を購入する際の注意点のほか、メリット・デメリットなどについてご紹介しました。以下、まとめです。
・中古の業務用脱毛機を購入するメリットは、
初期費用を抑えられる、すぐにビジネスを始められる、複数所有によって回転率アップといった点が挙げられます。
・中古の業務用脱毛機を購入するデメリットは、
保証期間切れの可能性がある、消耗品が廃盤の可能性がある、メンテナンス費用が高額となることもある、傷や汚れがある、メーカーのサポートやフォローがないといった点が挙げられます。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。